タイル壁画「三庭園」
ポルトガル・パルメラ駅に設置された全長26mのタイル壁画「三庭園」は 2006年11月から 2007年4月までポルトガルのラットンスタジオで制作されました。作者によって撮影された動画 I~VIがYoutubeで配信されています。
(本作は2011年駐日ポルトガル大使館・カモンイス院により第1回ジョアナ・アブランシェス・ピント賞を受賞しました。)
Coyright. Jun Shirasu/RATTON
Palmela Station Part I
Public art documentary: running time 9'46"
Palmela Station Part II
Public art documentary: running time 10'00"
Palmela Station Part III
Public art documentary: running time 8'23"
Palmela Station Part IV
Public art documentary: running time 9'39"
Palmela Station Part V
Public art documentary: running time 9'50"
Palmela Station Part VI
Public art documentary: running time 9'00"
タイル壁画「椿の旅」
2018年にヴィラノヴァデガイア市庁舎前広場に設置された全長56.56mmのタイル壁画です。16世紀に椿の花はポルトガル船によってヨーロッパへ運ばれその後世界に広まりました。ヴィラノヴァデガイア市にあるカンポベロ邸には樹齢400年と伝えられる椿の巨木があり(2018年ころ倒木)かつてその木と花は「ジャポネイラ」と呼ばれていました。この壁画では長崎から椿を積んで離日するポルトガル船員たちの母国への帰還の旅を寄港地を追って描いたものです。旅の様子は「長崎」「マカオ」「メコン川沖」「カリキュート・ゴア」「モザンビーク・マダガスカル」「喜望峰」「アゾレス島」「ポルト・カンポベロ」と続きます。途中無事の帰還を願うポルトガルの家族・妻の思いを、いにしえの万葉歌に重ねて一首書き記しました。
「あしひきの 山海柘榴(やまつばき)咲く 八峰(やつ)をこえ 鹿(しし)待つ君が祝ふ妻かも」
作者不詳
本作は2019年SOSアズレージョ芸術賞(SOSアズレージョ委員会)を受賞しました。
Coyright. Jun Shirasu/RATTON